日本語をキープさせるには、日本語の本の朗読、それも声に出して読ませる、つまり朗読ですね、がいい! と聞いたことがあります。 なんでも1日10分でもいいから、ということらしい。 だけど、それがまたむつかしーのです。 とくにウチの場合は補習学校には通わせていないし、日本語を話す友だちとも公用語は英語になっちゃっているし。 2歳くらいから『こどもちゃんれんじ』をやらせていて、ひらがな、カタカナはばっちり! なんて思っていたけれど、きたきたきた、ここに来てほとんど読めなくなってきました(涙)。 いや、読めるけれど「えーっと」「うーん」と、すごい時間がかかるようになった……。 獅子丸自身としても「どうして日本語を読めないと、書けないといけないの?」と思い始めている時期じゃないだろうか? 確か6歳くらいが「どうして日本語を勉強しなくっちゃいけないの?」と疑問をもつターニングポイントと言われていなかったっけ? 聞く分には今のところ不自由はしていないんだから、別に無理して読めなくてもなあ、書けなくてもなあと思っていたら 「おかあさん、ぼく、これ、読んでみる」と! あら! 自発的に来ましたョ!! 獅子丸が選んだのが、この本
だんまりうさぎ (新しい幼年創作童話(15))だんまりうさぎ (新しい幼年創作童話(15))
(1979/12)
安房 直子

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ということで、1日に1ページ、だいたい10分未満、眠る前に読んでいます。 個人的にはどうよ、これ? と思われる挿絵なんですけれど(だってあまりにも女子うさぎの格好がおばはんくさい。タイトスカートであんた、どこのOLっすかっ! と突っ込み入れたくなる)。 そんなオカンの思いとは別に、届いた時からこの本にはまった獅子丸。 読む、というよりも、ただ単に平仮名を目で追って、言っているだけ。 「そ こ に は(はあ、ため息)」「は た け が(ちょっと語尾上がる)ありました」 「だんまりうさぎは び……つ く り し て」 と、小さい「っ」が入ると難しいらしい。 もちろん「びっくり」と教えているけれど、まあ、何はともあれ自分で「読む」と決めたので、これでいいか、取りあえずと思っていたら、どうやら駄目なようです。 サイトをぐぐっていたら、こんなのを発見。 音読のポイントは、先を予測しながら文をくぎって読んでいくこと。 ただ単に文字を発音するだけではありません。 というのも、意味がわからないのにただ機械的に読んでいても、それは「読んでいること」にはならないからです。 ぎくっ、 だめじゃん、獅子丸。 親の役割は、質問をはさんだりしながら本当に理解して読んでいるのかをチェックしてあげること。 単に「上手に読めているかどうか」だけでは、あまり意味がありません。 あら、耳がイタイわ。 情景や登場人物の心理などを質問して、子どもに「自分の考えを言葉にする」練習をさせることは、言語発達の大きな助けになります。 だそうです。 でもね、うちでは難しいような気がしますね。 質問しても意味わかっていないと、つい「なんだョ、意味わかってないのかよ」と気持ち舌打ちしたい気分になってしまいそうだから。 でも、せっかく獅子丸が自ら進んで音読をやり始めたのだから、その気持ちを十分にくみ取ってあげないと、ですね。 できるかなあ。 やらなくっちゃな。 思えば獅子丸が2歳児の頃、この本をよく「声に出して」読んであげたものです。 また読もうかな。 ランキングに参加しています。 ワンクリック、お願いしまする。 にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ