今さらですが
祝! オバマ再選!
というくらい、もう本当に緊張しまくりの今回の大統領選挙でした。
いや、4年前も同じかな?
でも今年のほうがもっと接戦と伝えられていたので投票結果がはっきりするまでは本当に落ち着きませんでした。
ネットで投票結果を見ていて、最初の頃は州が赤く染まる度に「うおーっ! なんでまた赤!?」と叫んでいたあたしに「お母さん、オバマさんが勝つに決まっているじゃないか」と冷静だったのが獅子丸。
そりゃオカンも
ロムニーなんてあり得ないだろ!
と、思うのですが、アメリカは広いし、何よりも疑惑のフロリダがありますからね(今回もいろいろと疑惑なウワサが飛び交っていたようですが、最終的には僅差でオバマが勝ちました。10日に結果が出るなんて……)。
でも真ん中の真っ赤っかの州の人たちからしてみれば、大きな声では言えないけれど(そして言ってはいけないことだろうけれど)
黒人が俺たちの大統領なんてあり得ん!
許せん!
というだけで反オバマという人たちもたくさんいたことでしょう。
ある意味、それだけだった、とも言えるかも。
そういう人たちの多くが中国と日本は同じ国と思っていたり、南半球はないものと思っていたり、いつまでも「アメリカ・イズ・ナンバーワン!」と思っているんでしょうね。
時代は流れているのに、留まっている人たち。
ニューヨーク(青い州)からルイジアナ(赤い州)に引っ越しをした友だちは「選挙の度に、住める場所がわかる、限られる」と言っていましたが、本当にそう思います。
赤い州には……住めない……。
なので、ミックスの子どもを持ったあたしとしては、オバマも言っているように「多様性」こそアメリカの特徴だと思うから、そういうことを奨励している人が大統領というのは非常にありがたいなと素直に思います。
21世紀でありながら、やっぱりどこかで「黒人」であることは「白人」と違って差別は受けます。
いわゆる「ブラック・コード」というものもあるし。
そんな中、獅子丸が物心ついたときから、一番最初の記憶に残っている大統領が「黒人(正確にはハーフ黒人ですが)」というのは、ものすごくいいことだと、本当に思います。
オバマが出て来る前までは「黒人が大統領になるなんて、夢また夢の話」ということで、何にでも成れる、でも大統領だけには成れない、という暗黙の了解的な部分があったと思うけれど、今では本当に、願えば何にでも成れる、ということが彼によって証明されているわけですからね。
残り4年、本当の意味でオバマ大統領には「Change」しながら「Forward」していってもらいたいものです。
オバマさんに関する本って、絵本もたくさん出ていますが、日本人首相の本って、そうそうないですよね?
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コメント
コメント一覧 (2)
私はカリフォルニアで留学をしているのですが、私のファミリーはオバマさん反対派でした。税金問題や食料品の価格高上をいつも嘆いていて、また私の周りの人々はほとんどロムニーさん派で。だから今回の選挙でみんな機嫌が悪いです。私としてはオバマさんはよい大統領だと思うのですが、やっぱりアメリカは広いですね。わたしは選挙中のお互いの不支持者に対する態度に疑問を持ちました、自己主張の力強さもアメリカ人らしいのかもしれませんが...とりあえずオバマさんには、ロムニーさん派の方々も納得するように頑張っていただきたいです、不景気で大変でしょうけど...。
コメントありがとうございます。
カリフォルニアはニューヨークと同じで青い州なんですけれど、ホストファミリーの方がオバマ反対派だったんですね。
カリフォルニア州は確か数年前に財政難で破産宣告をしていたはず。それは政府の問題もあるけれど、州の運営にも関係してくることだと思うので、一概にオバマの問題ではないかとも。
これからの4年でオバマの真価が問われるのではないかと思っています。
「やっぱり黒人は駄目だ」と言われるのは、息子を含めたミックスの子供たちの未来に支障が出てくるので、がんばって欲しいと思っています。