ギフテッドの学校を辞めた理由の続きです。

獅子丸に学校を辞めさせるか続けさせるか悩んでいるときに、ニューオリンズから友だちがやってきました。

彼女は獅子丸より2歳年上の男がいます。

ニューオリンズはハリケーンカトリーナの事故の後、チャータースクールがたくさん設立され、多くの親御さんが子どもをチャータースクールに入れているそうです。

彼女ももちろんチャータースクールに入れているようですが、2年生になるときに、規則が厳しく制服もあって宿題の多い学校から、モンテソーリの学校へ子どもを転校させました。


子どもなんてその場所になれるし、それなりに楽しそうにはするのよ。

でもね、学校変わったら息子が「今日はこの靴を履いていってもいいの? この服着ていってもいいの?」って、嬉しそうにいうの。 毎日楽しそうに、ニコニコしてね。

あんな笑顔、前の学校では見たことなかったのよ。

前の学校も楽しそうに通っていたけれど、全く違うんだなって思ったよ。 彼の笑顔を見て。


あたしはこれを聞いて、ますます悩みました。

というのも、だんだんと制服を着るのを嫌がってきた獅子丸。

どうして好きな服をきちゃいけないの?
どうして好きな靴を履いちゃいけないの?


三週間過ぎた辺りから、獅子丸は学校へ行きたくない、制服を着たくない、制服を捨てて、と言い始めました。

そして学校を辞めさせよう、と決心させる出来事がありました。

いつものように朝ゴハンを食べた後、制服着て学校にいくよ、と言ったら


「お母さん、僕、制服着たくないって言ってるでしょ。捨ててよって言ってるでしょ。どうして捨ててくれないの?」


と、獅子丸は泣きながらあたしを叩いてきたのです。




涙がでてきました。



いったい何のために、誰のために学校へ行かせているんだろう?


獅子丸の知的好奇心を満たしてくれると思ったからこそ、多少の違和感は感じたとはいえ、ギフテッドの学校へ入れたのに。


知的好奇心のみならず、精神的苦痛を与えて、いったい何をしているのか?


その日は学校へ休むと電話して、獅子丸は前の学校(プリK)へ連れて行き、あたしはその足で、今通っている学校へ行き、転校できないか訊ねました。

幸い空きがあったので転校できたけれど、もしあのまま通っていたらどうなっていたでしょうか?

でも、母であるあたしもギフテッドの学校に対して不信感、ではないけれど不満というのか納得いかないことがあったので、辞めたことに対しては何の後悔もありません。

それよりも、獅子丸をあそこまで否定させるような何か精神的なことでもあったのか、と疑っています。

でないと、学校が見えてきたら、あたしの足に腕を絡めて、歩けないようにしないと思うので。

とはいえ、全ては終わったことです。

獅子丸は何かを感じていました。 でも、それを上手く伝えることが出来ずに「制服が嫌だ」と言ったのかもしれません。

今は獅子丸のサインを見落とさず、しっかり受け止めてあげられてよかった、と思います。



これはあくまでもあたしと獅子丸の経験です。

あの学校はよくない! と思って欲しくはありません。
実際に良い学校と気に入って通っている生徒たちもたくさんいるので。


繰り返しになるかもしれないけれど、子どもにとって、何が大切なのか。


本当にそれを見極めるのが、大変であり重要なことなんだ、と痛感しました。

そしてほんの小さなサインを見落とさないこと。
何か違和感を感じたら、それに従うのが一番いいんじゃないかと思います。



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