この冬の間、5歳児獅子丸、隔週の水曜日はブロンクス動物園へ行っていました。 はい、学校の授業で。 ブロンクス動物園へ行っていったい何しているの? 「あのね、お母さん、今日はコンゴ(ゴリラ館)に行ってきたの」 「あのね、お母さん、今日はマダガスカルへ行ってきたの」 など、とっても楽しそう。 いいなあ。 遠足みたいじゃないか。 朝学校に行って、それから学校でチャーターしたスクールバスに乗って動物園に行って、ランチタイムまでには戻ってくる、というスケジュールだったみたいです。 動物園に行く前日に ○コンゴ(ゴリラ館)とタイガーマウンテン(虎)、どっちが見たいのか? ○もしコンゴだった場合、どうやってそこまで行くのか? と、行き先を生徒たちに多数決で決めさせて、決まった場所へは動物園の地図を見ながら、行き方を決めたそうです。 an.jpg こんな感じで、いろいろとアンケート、取っています。 コンゴへ行った時は、 1) コンゴがアフリカのどこにあるのか。 2) そこはどういった気候なのか。 3) 他にはどういった動物が住んでいるのか。 行く前には、ゴリラがどういった生態なのかを絵本(本)を通じて予習して行ったようです。 帰ってきたら、予習したこととどう同じ(または違った)のかを検証。 といっても、そんな大人なことをやったわけではないと思いますが、それぞれの意見を言い合っていたようです。 アートの時間では、見てきて気に入った動物の絵を「切り絵」で描いたり、箱で作ったり。 animals golilla 獅子丸はゴリラを作りました。 classroom シリアルの箱、ペーパータオルやトイレットペーパーの芯などを使って作った動物たち。 こんな風に、教室に飾られます。 作文の時間では、気に入った動物について書いていました。 獅子丸のクラスでは、この冬のテーマは「動物」だったようです。 動物について学ぶことによって、地理や美術、理科などが学べるなんて、いいなと思います。 思いません? というか、本当はそうやって「つなげて」学ぶほうがいいと思うんですよね。 あたしがちらりと聞いた、某ギフテッドの学校でも、似たようなアプローチをしているようです。 例えばテーマを「家族」とします。 算数の時間で「家族は何人?」 国語の時間で「家族構成」 スペイン語の時間では「身体」の単語を覚えましょう。 アートの時間では「自分」を色紙使って作ってみましょう。 こういうことをやっていると、将来的にレポートを書くときに、アイディアの出所、引き出しがすごくたくさんあることになると思います。 人間が豊かになれる勉強方法なんではないでしょうか。 日本でも、例えば理科の時間に星座を勉強したら、国語の時間では星座にまつわる話、ギリシャ神話とかやって、世界史の時間で古代ギリシャ時代を、数学ではちらりとギリシャ時代の算数とか教えてくれたら、みーんな繋がって、もっともっと学校行くのが楽しかった、勉強するのが楽しかったと思うんですけれどね。 受験制度がある限り、無理な話なのかもしれないけれど、こういう感じで覚えていったら、受験勉強も楽しくなったかもしれないですね。 どうでしょう? ランキングに参加しています。 ワンクリック、お願いしまする。 にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ